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株式会社東馬

デザインから製造まで!今までにないものを。

物を作るためにはまず何を作るか考えるところから。株式会社東馬では製品のアイデア出しから製造まで、一貫して行っている。

図面作成から製造、販売まで

 株式会社東馬は、神埼市千代田町に本社・工場をもつ家具の企画・制作・販売を主な事業とするメーカーだ。同社の強みはメーカーでありながら図面作りから製造更には商品を用いた空間デザインの提案までを行っていること。通常メーカーであれば、社外のデザイナーが作成した図面に従い木材の加工を行い、商品のディスプレイは小売店に任せることが多いが、株式会社東馬では社員自ら海外を含めて広く情報収集を行い、デザイン、図面作成から製造、展示会まで行っているところが特徴だ。

 また、商品のパンフレットも作成しておりキャッチコピーの考案や撮影も自前で行う。キャッチコピーを作る際には「その言葉を見ただけで商品のことが分かるようにしている」 と笑顔で話してくれたのは、プロモーション部の有働円香さん。図面作り、3Dモデル、撮影、キャッチコピーのこの流れはデザイン部の人がしていることもありここまで来ると本当に「スーパーマン」だ。

展示会は答え合わせの場

 デザイン、図面ができたものはまずサンプル作りをする。そのサンプルは展示会にも出し、お客様の嗜好と合っているかの答え合わせになるという。BtoBで事業を展開する株式会社東馬にとって、全国の家具百貨店ホームセンターが主なお客様だ。そのため、展示会に出すときはプロモーションビデオを作り、リビングをイメージした部屋を展示会のテーマに合わせて家具の配置や飾り付けを施し、リビングのレイアウト丸ごと提案できるようにしている。その他、3Dモデルを作成しているのも、お客様の理解が進み、店頭でスムーズに商品説明が行えるためのもの。1つひとつの作業が「お客様のために」あるのだ。

様々なバックグラウンドをもったメンバーで

 有働さんは、大学の時にデザインの道に進み、雑誌に掲載された椅子の美しさに惹かれ家具関係の仕事を志した。現在は商品のデザインを担当している。やりがいを感じるのは安くていいデザインを考えているとき。また、見た目だけではなく、資源や効率の良さ、お客様が扱いやすいものを考えてデザインしているとき。将来の目標はDIYが広まっている世の中で、カラーボックスやすのこDIYで十分だと思っているお客様にお値打ちでほしいと思ってくれる家具をつくることだ。

 前職ではラーメン店のチェーン展開に携わっていたという経営企画部長の渡邊拡朗さん。当時培ったスキルは現在の業務でも大いに活きているそう。例えば、会社の強みを理解した上で、それを活かせるシナジー効果のある企画立案をすること、会社の風土に合った人材の採用と採用ルートの確立や教育、交渉事や修繕、契約ごとや問題解決を要する場面など。

 香月正樹さんは知り合い声かけをきっかけに入社をした。現在は企画を担当している。定期的に海外にも出張し、素材や工法、海外のトレンドについての情報収集を行っている。まだ日本にない情報にいち早く接することができるよう、常にアンテナを高く張るよう努めている。

時代の変化と対応、そして新しいスタイルの提案

 社員の平均年齢は36.3歳と若く、様々なバックグラウンドを持つ方々が集まっている。ショールームだけでなく社内はハイセンスな家具たちに囲まれ、わいわいと賑やかに企画会議をする声が聞こえる。社員の方々が「チャレンジを後押ししてくれる職場」と口を揃えるのも納得だ。

 かつて嫁入り道具とされていた家具は時代とともにその役割を変え、海外で大量生産された安価な家具が店頭に並ぶようになった。江戸時代から続く家具のまち諸富は、そうした時代の中で徐々に賑わいを失っていった経緯がある。株式会社東馬のルーツもまた諸富だ。

 しかし「市場調査をすることによって時代の流れを見ている」と香月さんが話すように、家具産業以外のトレンド、それぞれの地域における暮らし方など、幅広い情報を集約することで、時代の変化に対応するだけでなく、新しい生活スタイルの提案が可能になる。

 チャレンジしやすい自由闊達な社風、そして新商品の企画・デザイン、製造、プロモーションまでを一貫して自社で行う強みがここで活きてくるのだ。

サガストEyes 「懐かしい空間 ” UPーTOWN ” 」

 2014年5月、株式会社東馬に新たなブランドが誕生した。アメリカの下町であるブルックリンをイメージした、その名も「UP TOWN」。現地では俗に、“喧騒とかけ離れた”という意味として用いられている。

 このブランドのコンセプトは3つ。「HEAVY & THICK」、家具にある重厚感を見て触って感じれるものであること。「OLD WOOD」、古材の魅力を会社員の手で引き出すこと、そしてそのこと自体が最大の環境保全であること。「ACCENT」、毎日の暮らしに溶け込み、存在感のある品ぞろえであること。

 大切にしているのは、「空間」というものが、今だけではなく、そこに昔から存在し今に続いているという視点。その言葉のとおり、古材やブリキの懐かしさと下町ならではの「粋」がミックスした、味わいのあるラインナップだ。このブランド名は部署名にもなっており、昔ながらの良さとトレンドを共存させたい、という思いがこめられている。

取材後記  「モノ」を作るということ

 デザインから製造、そして発送まで。お話を聞いているとすべてのことを会社でしていること、その工程ひとつひとつが誰かの生活の役に立つためのものだということが分かりました。いいものを作るにはこのように相手のことも考えることが大事だとわかりました。

 会社からの指示で作るのではなく自分たちで考えて作り、展示会、そして展示会で学んだことを次のデザインに活かす、これを繰り返すことで「今までにないもの」を生み出しているんだと感じました。生活の中で使いたくなるデザインはもちろんのことその先のお客様の未来でも考えて作っていらっしゃいました。

 家具の未来だけではなくお客様の未来を考えていると感じました。私もデザイン関係のことを学んでいたのですが自分の想像を超えることばかりでとても貴重な体験をすることができました。

(西九州大学 健康栄養学部健康栄養学科1年 森 唯華)

会社概要

「他にはないもの」をめざして

 大正10年創業、テレビボードやソファなどの家具の製造・輸入・卸販売を主な事業としているインテリアメーカー。「おしゃれな家具で人々の暮らしをより豊かに導き続ける」をコンセプトに、シンプルでひと手間加えた、他にない家具を提供し続けている。

 メーカーでありながら家具のデザイン、図面づくり、製造、販売までを行っていることが特徴。家具は社屋の裏にある工場と中国と台湾を中心とした海外の工場で製造しており、切る・つなぐ・組み立てるといった工程を1つひとつスタッフが手作業でおこなっている。3Sという「整理・整頓・清掃」にも取り組んでおり「安全・快適な職場を作る」ことと「能率的な職場を作る」ことを目標として製造している。

 自社において展示会を開催し、家具作りだけでなく店舗におけるレイアウトの提案にもこだわりを持ち、パンフレットなどの販促ツールも自社で制作している。

デザインから製造まで!今までにないものを。

 物を作るためにはまず何を作るか考えるところから。株式会社東馬では製品のアイデア出しから製造まで、一貫して行っている。

図面作成から製造、販売まで

 株式会社東馬は、神埼市千代田町に本社・工場をもつ家具の企画・制作・販売を主な事業とするメーカーだ。同社の強みはメーカーでありながら図面作りから製造更には商品を用いた空間デザインの提案までを行っていること。通常メーカーであれば、社外のデザイナーが作成した図面に従い木材の加工を行い、商品のディスプレイは小売店に任せることが多いが、株式会社東馬では社員自ら海外を含めて広く情報収集を行い、デザイン、図面作成から製造、展示会まで行っているところが特徴だ。

 また、商品のパンフレットも作成しておりキャッチコピーの考案や撮影も自前で行う。キャッチコピーを作る際には「その言葉を見ただけで商品のことが分かるようにしている」 と笑顔で話してくれたのは、プロモーション部の有働円香さん。図面作り、3Dモデル、撮影、キャッチコピーのこの流れはデザイン部の人がしていることもありここまで来ると本当に「スーパーマン」だ。

展示会は答え合わせの場

 デザイン、図面ができたものはまずサンプル作りをする。そのサンプルは展示会にも出し、お客様の嗜好と合っているかの答え合わせになるという。BtoBで事業を展開する株式会社東馬にとって、全国の家具百貨店ホームセンターが主なお客様だ。そのため、展示会に出すときはプロモーションビデオを作り、リビングをイメージした部屋を展示会のテーマに合わせて家具の配置や飾り付けを施し、リビングのレイアウト丸ごと提案できるようにしている。その他、3Dモデルを作成しているのも、お客様の理解が進み、店頭でスムーズに商品説明が行えるためのもの。1つひとつの作業が「お客様のために」あるのだ。

様々なバックグラウンドをもったメンバーで

 有働さんは、大学の時にデザインの道に進み、雑誌に掲載された椅子の美しさに惹かれ家具関係の仕事を志した。現在は商品のデザインを担当している。やりがいを感じるのは安くていいデザインを考えているとき。また、見た目だけではなく、資源や効率の良さ、お客様が扱いやすいものを考えてデザインしているとき。将来の目標はDIYが広まっている世の中で、カラーボックスやすのこDIYで十分だと思っているお客様にお値打ちでほしいと思ってくれる家具をつくることだ。

 前職ではラーメン店のチェーン展開に携わっていたという経営企画部長の渡邊拡朗さん。当時培ったスキルは現在の業務でも大いに活きているそう。例えば、会社の強みを理解した上で、それを活かせるシナジー効果のある企画立案をすること、会社の風土に合った人材の採用と採用ルートの確立や教育、交渉事や修繕、契約ごとや問題解決を要する場面など。

 香月正樹さんは知り合い声かけをきっかけに入社をした。現在は企画を担当している。定期的に海外にも出張し、素材や工法、海外のトレンドについての情報収集を行っている。まだ日本にない情報にいち早く接することができるよう、常にアンテナを高く張るよう努めている。

時代の変化と対応、そして新しいスタイルの提案

 社員の平均年齢は36.3歳と若く、様々なバックグラウンドを持つ方々が集まっている。ショールームだけでなく社内はハイセンスな家具たちに囲まれ、わいわいと賑やかに企画会議をする声が聞こえる。社員の方々が「チャレンジを後押ししてくれる職場」と口を揃えるのも納得だ。

 かつて嫁入り道具とされていた家具は時代とともにその役割を変え、海外で大量生産された安価な家具が店頭に並ぶようになった。江戸時代から続く家具のまち諸富は、そうした時代の中で徐々に賑わいを失っていった経緯がある。株式会社東馬のルーツもまた諸富だ。

 しかし「市場調査をすることによって時代の流れを見ている」と香月さんが話すように、家具産業以外のトレンド、それぞれの地域における暮らし方など、幅広い情報を集約することで、時代の変化に対応するだけでなく、新しい生活スタイルの提案が可能になる。

 チャレンジしやすい自由闊達な社風、そして新商品の企画・デザイン、製造、プロモーションまでを一貫して自社で行う強みがここで活きてくるのだ。

サガストEyes 「懐かしい空間 ” UPーTOWN ” 」

 2014年5月、株式会社東馬に新たなブランドが誕生した。アメリカの下町であるブルックリンをイメージした、その名も「UP TOWN」。現地では俗に、“喧騒とかけ離れた”という意味として用いられている。

 このブランドのコンセプトは3つ。「HEAVY & THICK」、家具にある重厚感を見て触って感じれるものであること。「OLD WOOD」、古材の魅力を会社員の手で引き出すこと、そしてそのこと自体が最大の環境保全であること。「ACCENT」、毎日の暮らしに溶け込み、存在感のある品ぞろえであること。

 大切にしているのは、「空間」というものが、今だけではなく、そこに昔から存在し今に続いているという視点。その言葉のとおり、古材やブリキの懐かしさと下町ならではの「粋」がミックスした、味わいのあるラインナップだ。このブランド名は部署名にもなっており、昔ながらの良さとトレンドを共存させたい、という思いがこめられている。

取材後記  「モノ」を作るということ

 デザインから製造、そして発送まで。お話を聞いているとすべてのことを会社でしていること、その工程ひとつひとつが誰かの生活の役に立つためのものだということが分かりました。いいものを作るにはこのように相手のことも考えることが大事だとわかりました。

 会社からの指示で作るのではなく自分たちで考えて作り、展示会、そして展示会で学んだことを次のデザインに活かす、これを繰り返すことで「今までにないもの」を生み出しているんだと感じました。生活の中で使いたくなるデザインはもちろんのことその先のお客様の未来でも考えて作っていらっしゃいました。

 家具の未来だけではなくお客様の未来を考えていると感じました。私もデザイン関係のことを学んでいたのですが自分の想像を超えることばかりでとても貴重な体験をすることができました。

(西九州大学 健康栄養学部健康栄養学科1年 森 唯華)

会社概要

「他にはないもの」をめざして

 大正10年創業、テレビボードやソファなどの家具の製造・輸入・卸販売を主な事業としているインテリアメーカー。「おしゃれな家具で人々の暮らしをより豊かに導き続ける」をコンセプトに、シンプルでひと手間加えた、他にない家具を提供し続けている。

 メーカーでありながら家具のデザイン、図面づくり、製造、販売までを行っていることが特徴。家具は社屋の裏にある工場と中国と台湾を中心とした海外の工場で製造しており、切る・つなぐ・組み立てるといった工程を1つひとつスタッフが手作業でおこなっている。3Sという「整理・整頓・清掃」にも取り組んでおり「安全・快適な職場を作る」ことと「能率的な職場を作る」ことを目標として製造している。

 自社において展示会を開催し、家具作りだけでなく店舗におけるレイアウトの提案にもこだわりを持ち、パンフレットなどの販促ツールも自社で制作している。

 
事業者名 株式会社東馬
代表者 東島 眞介
電話番号 0922-44-5888
本社所在地 佐賀県神埼市千代田町直鳥1738番地

ホームページ

http://tohma.net/

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