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株式会社大橋

激動の社会で100年企業を目指す

 

2018年、創業30年を迎えた株式会社大橋。
時代を読み、今日まで大きく成長を遂げてきた大橋社長の想いや魅力に迫る。

 

ゴルフ場の管理から始まった株式会社大橋

 

 

 株式会社大橋は、環境機器、農林業機械、産業機械の研究開発及び製造、販売、輸出入業務などの機械事業が主な事業内容としており、現在では木材粉砕機の製造は国内トップシェアを誇る。しかし、その始まりは意外なところにあった。

 株式会社大橋の創立は1980年代後半、日本経済が好景気だった時期。社長である大橋弘幸さんは当時ゴルフ場を整備する機械の販売を行っていた。当初は順調に売り上げを伸ばしていたが、バブル崩壊を受け、会社経営は難しくなっていった。経営の悪化は、赤字をどんどん増やしていくだけだった。その時、1997年に気候変動に関する国際連合枠組条約の京都議定書が制定され、二酸化炭素の排出の規制が行われた。当然、日本政府は京都議定書に基づいて法律を制定し、二酸化炭素が排出される大きいゴミを燃やすことを禁止した。その影響で大きなものを小さくする粉砕機の需要が増えた。業種を変えることは危険な冒険だったが、大橋社長はそれを好機と思い、果敢に粉砕機産業に飛び込んだのだ。

 業種を変えても2年間は赤字だった。しかし、その選択で徐々に会社の経営が変わり、運命も変わった。赤字が解決され、会社がどんどん成長して行った。

 

各部署が連携した一貫体制できめ細やかな対応

 

 株式会社大橋の強みは、設計から生産、販売まで一貫した対応である。

 研究開発部門は、設計・試作から完成までの全プロセスに携わることで、製造工程のある一部分の専門家ではなく、真のスペシャリストを目指している。

 製造部門は、流れ作業ではなく、すべての組み立て工程を一人で担うことで、製品への責任と愛情を深め、製造への意欲と高品質へつなげる。

 営業部門は、豊富なラインナップからお客様に最適な製品を提案して実演を行う。お客様の声や要望の取りまとめを行い、品質向上に努める。部品サービス部門は、お客様に高性能を維持しながら長く使っていただくための修理・メインテナンスを行っている。不具合や故障の原因などお客様の声を活かし次の展開へつなげていく。品質管理部門では品質管理や部品サービス部門に寄せられた希望をもとにミーティングを重ね社内での情報共有を徹底する。

 新製品開発やサービスの向上はお客様の声から生まれると考えているのだ。この一貫体制でお客様の要望を充足し、他社の粉砕機よりもっと優れた製品を作ることが出来る。

 

求める姿勢「3現主義」とは

 

 経営方針として大橋社長が謳っている言葉に“現場、現物、現実”という意味の「3現主義」がある。

 当たり前のことを当たり前にすること、積極的に問題を感じて確実に行動すること、仕事の時に些細な部分を気付けること等の物事に対する態度を指す。大橋社長が「大学を卒業しても新しく学ばなければいけないことは多い。教えてもらう姿勢も大切です」と話すように、漫然とした態度ではなく、集中力を維持しつつ物事に前のめりに取り組む姿勢を求めている。また、広く情報を得るためのアンテナを張り、挑戦を恐れないことも大事な態度だと語った。

 

絶対変わらない株式会社大橋の経営理念やビジョン

 

 大橋社長が追求している経営理念は「お役に立つ」ことだ。それはつまり、世の中のニーズに応じて柔軟に変化することだ。そのためには、少子高齢化が進み縮小する日本国内の市場だけに依存するのではなく積極的に販売市場を確保するために海外進出をしていく。現在、株式会社大橋はヨーロッパに進出していて、来年にはASEANであるベトナムに進出する予定だ。
また、バイオマスエネルギーの活用にも積極的に取り組む予定だ。バイオマスエネルギーとは主に植物から抽出物質のことで既存のエネルギーより環境に優しい。持続可能な社会の実現に向けて、現代社会のエネルギー問題を解決するために企業としても努力している。
昭和63年創業、今年30周年を迎えた。100年企業を目指す株式会社大橋の根底にある「お役に立つ」精神は、3現主義に基づいた丁寧な対応と、時代の変化に対応しその時代の人が何を求めているか見極め、時には思い切ってチャレンジする果敢さであった。

 

サガストEyes 「“持続可能な社会”へ」

 

 株式会社大橋の粉砕機で作れるチップには木材チップや竹チップがある。粉砕スピードが速ければチップが大きくなり、遅かったら細かくなり、更に遅くなると粉になる。このように作られた木材チップや竹チップはマルチング材、堆肥、バイオマス燃料、土壌改良材、敷料、炭等を作るために利用されている。特にバイオマス燃料は農業用ビニールハウスや食品工場、ボイラーの燃料で石油の代わりに使われる。放置してしまうと使い道がなさそうな発生材でチップが作られ、そのチップでエネルギー問題や環境問題等が解決できるのだ。ちなみに、竹チップは株式会社大橋が最初に作った。

 現在企画室で仕事をしている田川大悟さん。大学で情報機器について学んだ田川さんは、入社後5年間は製品の研究開発を行う部署に配属され、時には深夜まで研究を続けた日々もあったそう。「入社してすぐは仕事を覚えることやお客様の対応に必死でした。一番大変な時期だったのですが、そのころの積み重ねが今の礎になっています」と笑顔。社員一人ひとりの研究者魂が株式会社大橋のオリジナリティのある商品開発につながっているのだ。田川さんの目標は、IOT(「Internet of Things」の頭文字を取った単語で身の周りのあらゆる物がインターネットにつながる仕組み)産業に取り組むことだ。時代の変化に合わせて柔軟に。株式会社大橋の挑戦は今日も続いている。

 

取材後記  日本企業への就職を目指すにあたって

 

 私は韓国からの留学生です。外国人である私の拙い日本語でうまく聞き取りができるかの心配でした。メモをしながらのインタビューはとても難しくどのような言葉で話そうか考えすぎてなかなか言葉にできませんでした。しかし、取材に応じてくださった株式会社大橋の皆様は、何度も丁寧に教えてくださったことで、日本企業の業界現状もよく分かるようになって、今後の就職活動において参考になることもたくさんありました。日本企業に就職することを目指している私にとって、今回の活動は本当に難しく自分の足りない部分を気付けられて勉強を頑張らなければと思うことも多かったのですが、実際に日本で仕事をすることをイメージをしながらお話しを聞けたことは貴重な機会になりました。今後、どのような難しさが来ても乗り越える自分になるために、もっと頑張りたいです。

(西九州大学 社会福祉学科留学生 イ・ジュナム)

 

会社概要

 

設計から生産、販売まで一貫対応する株式会社大橋

 株式会社大橋は、環境機器・農林業機械・産業機械の研究開発及び製造、販売、輸出入業務を行う。現在日本国内における、粉砕機・チッパーシュレッダー業界で最も大きなシェアを占める。その背景には粉砕機・チッパーシュレッダー専門のメーカーとして、設計から生産、提案、販売、納品まですべて自社で一貫して行う生産体制や営業部門と完全自社工場による生産部門を兼ね備えていることがある。

 国内での販売数を伸ばしつつ、同時に海外への販売も視野に入れて展開を進めている。製品の種類は国内でもっとも多く、現在も騒音対策を施した新製品を開発中。更に。粉砕後の木材や竹を、バイオマスや堆肥などとして利用したいというニーズに応えるために情報の収集及び提供をしている。

 お客様の廃棄物の削減や植物由来の資源であるバイオマスエネルギーの利用により、粉砕機・チッパーシュレッダーを通した、循環型社会への貢献を実現している。

 
事業者名 株式会社大橋
代表者 大橋 弘幸
電話番号 0952-64-2777
本社所在地 佐賀県神埼市千代田町﨑村401

ホームページ

http://www.ohashi-inc.com/

 

 

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